Code Readability Check Tool
そのQR・バーコード、
刷る前に読み取りチェック
仕上がりサイズ・収録する情報量・色の組み合わせを動かすだけで、QRコードのセル密度と色コントラストから読み取り余裕度を目安判定。バーコードは印刷倍率と配色に加えて、赤色レーザーの下でどう見えるかもシミュレーションできます。「刷ってから読めない」を防ぐ、入稿前のあたり付けにどうぞご活用ください。
使い方は、3ステップ
ラベルに入れるコードのサイズと色が決まる前に、まず動かしてみてください。
01 条件を入力
QRは仕上がりサイズ・情報量・色を、バーコードは印刷倍率と色を選びます。
02 判定を確認
◎△×の目安判定とコントラスト比で、読み取りの余裕度を確認します。赤色レーザー表示も切り替えられます。
03 実機で最終確認
判定は目安です。最終的には印刷したものを実際のスキャナで読み取って確認します。
QR・バーコードの読み取りをチェック
Knowledge — Code & Print
「読めないコード」は、
刷る前の設計でほぼ決まる
ラベルのQRコードやバーコードが読み取れない原因の多くは、印刷そのものよりも前の設計段階にあります。代表的なのは「コードが小さすぎる」「収録した情報が多すぎてセルが細かすぎる」「色のコントラストが足りない」「赤色レーザーが苦手な色を使ってしまった」の4つです。いずれも刷る前のデータ上で気づけるものばかりで、逆に貼ったあとから直すことはできません。
QRコードは、収録する情報量が増えるほど「バージョン」が上がり、同じ仕上がりサイズでも1つひとつのセル(モジュール)が細かくなります。たとえば同じ20mm角でも、短縮URLなら1セルに余裕がありますが、パラメータ付きの長いURLやトレーサビリティ情報を詰め込むと、セル1辺が0.3mmを下回ることもあります。細かいセルは印刷のにじみや紙の凹凸の影響を受けやすく、読み取り失敗が増える方向に働きます。「サイズを上げる」か「短縮URLなどで情報を減らす」のが基本の対策です。あわせて、コード四辺のクワイエットゾーン(余白)を確保することも重要です。
色コントラストと読み取り
スキャナはコードを「明暗の差」で認識します。黒×白が最も安定し、紺や深緑など濃色×明るい下地も比較的安全です。淡い色同士、金銀などのメタリック、透明フィルムに直接印刷して下地が透けるケースはコントラストが不足しがちです。白抜き(明暗反転)はカメラ式では読める機種が多い一方、苦手なリーダーもあるため注意が必要です。
バーコードと赤色レーザーの関係
POSレジのレーザースキャナは赤色光(波長約660nm)でバーを読みます。赤色光にとって「赤いインク」は白い下地とほぼ同じ反射に見えるため、赤系のバーは明暗差が消えて読み取りが困難になります。デザイン上は締まって見える赤でも、バーコードのバー色には不向きです。バーは黒・紺などの濃色、下地は白または明るいベタが基本です。
印刷で「にじみ・つぶれ」が起きる理由
データ上は完璧でも、印刷の工程でコードが劣化することがあります。インキは素材にわずかに広がるため、細いバーが太るドットゲイン(にじみ)が起こり、バーとバーの間の白い隙間や、QRの白セルがつぶれてしまうのです。特に、バーコードの印刷倍率を下げてX寸法(最細バー幅)を攻めた設計や、小さなQRに情報を詰め込んだ設計では、このわずかな太りが読み取りを左右します。素材(上質紙・アート紙・フィルム・クラフト紙)によってインキの広がり方が違うため、素材選びとセットで考えるのが確実です。
こうした細線の再現には、印刷方式ごとの特性も関わります。凸版印刷は版がインキを直接素材に転移させる方式で、文字やバーコードのようなくっきりした線の再現を得意としてきた歴史があります。株式会社ニコーは創業57年、食品ラベル専門のシール印刷会社として、UV凸版輪転をはじめとする設備で、JANコードやロット表示のような「読めなければならない印刷」を数多く手がけてきました。詳しくは凸版印刷のページや、検品環境について解説した明るさ・照度管理のページもあわせてご覧ください。
本ツールの判定は簡易計算による目安であり、読み取りを保証するものではありません。最終的な可否は、最新の規格(JIS/GS1等)と読み取り環境に合わせて、実際に印刷したものを実機で読み取って確認してください。コードのサイズ・色・素材の組み合わせで迷ったら、データ段階でのご相談も承ります。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。本ツールは株式会社ニコーが独自に用意した参考用のシミュレーションツールであり、同社および規格団体の提供する製品・サービスとは関係ありません。表示されるQR・バーコードは見た目を再現した模式図で、実際に読み取れるコードではありません。判定・数値はすべて目安です。
よくあるご質問
Q.判定が「◎」なら、必ず読み取れますか?
いいえ、判定はあくまで簡易計算による目安です。実際の読み取り可否は、印刷方式・素材・インキ・スキャナの機種・照明などの条件で変わります。設計のあたり付けとしてご活用いただき、最終的には実際に印刷したものを実機のスキャナやコード検証機で読み取って確認することをおすすめします。
Q.バーコードが赤色だと読めないのはなぜですか?
POSレジで広く使われるレーザースキャナは、赤色光(波長約660nm)の反射差でバーを読み取ります。赤色光は赤いインクを白い下地とほぼ同じように反射するため、赤系のバーは下地との明暗差が消えてしまい、読み取りが困難になります。カメラ式スキャナでは読める場合もありますが、バーコードは黒や紺などの濃色×明るい下地の組み合わせが安全です。
Q.このツールは無料で使えますか?
はい、無料でご利用いただけます。会員登録も不要です。QRコード・バーコードを入れたラベルの設計時に、何度でも目安確認にお使いください。より詳しい検討が必要な場合は、株式会社ニコーへお気軽にご相談ください。
コード入りラベルの印刷は、ニコーにご相談ください
QR・バーコードのサイズや色、素材との相性まで、食品ラベル57年の実績でお手伝いします。「読取工房を使ってみました」とお伝えいただくとスムーズです。