Label Space Simulator
その表示、8ポイントで入れると
何cm²必要?
「このラベルに、この表示は入るだろうか」——頼んでから「入りません」と言われると、見積もりからやり直しです。原稿を貼り付けて文字サイズと枠の横幅を選ぶだけで、推定行数・必要高さ・おおよその面積をその場で試算。発注する前に、入るかどうかが分かります。
文字サイズと面積、あとから困る前に
原稿が固まってから「枠に入らない」と気づくと、手戻りは思いのほか大きくなります。
01 ラベルサイズ決定の前に
必要スペースを先に見積もれば、ラベル寸法やデザイン面と表示面の配分を早い段階で判断できます。「入らないから文字を小さく」ではなく「入る大きさで設計する」へ。
02 「8ポイント」には根拠がある
食品表示基準では、表示に用いる文字は原則8ポイント以上。表示可能面積がおおむね150cm²以下の場合に5.5ポイント以上への緩和があります。小さくして詰め込む、には法令上の下限があります。
03 幅と行数の関係が見える
同じ原稿でも、枠の横幅しだいで行数と必要高さは大きく変わります。40〜60mmの比較表で、バランスの良い枠の形を検討できます。
使い方は、3ステップ
01 原稿を貼り付け
一括表示や原材料名など、入れたい文章をそのまま貼り付けます。
02 条件を選ぶ
文字サイズ(ポイント)・枠の横幅・行送りを設定します。迷ったらまずは8pt・55mmのままでOK。
03 スペースを確認
推定行数・必要高さ・おおよその面積が即表示。横幅別・文字サイズ別の比較表とレイアウトイメージで検討できます。
原稿を貼り付けて、条件を選んでください
mm(10〜200)
文字サイズに対する行送りの割合。150%=半行アキ相当
横幅比較
| 横幅 | 1行字数 | 推定行数 | 必要高さ | 面積 |
|---|
文字サイズ比較
| 文字サイズ | 1行字数 | 推定行数 | 必要高さ | 面積 |
|---|
レイアウトイメージ
※ 参考イメージです。画面上の大きさは実寸とは限らず(モニターの解像度により変わります)、ブラウザの折り返しは概算の行数とわずかに差が出ることがあります。
※ 全角文字=文字サイズと同じ幅、半角文字=その1/2として概算しています。実際の必要寸法はフォントの字幅(ツメ)・禁則処理・表組みの罫線や余白によって変わります。本ツールは法令上の要件や最低面積を保証するものではなく、レイアウト検討の目安としてご利用ください(免責事項)。
Knowledge — Food Label Typography
食品表示の文字サイズ、
「8ポイント」の根拠を知る
食品表示基準第8条は、表示に用いる文字を「日本産業規格Z8305に規定する8ポイントの活字以上の大きさ」と定めています。ただし、表示可能面積がおおむね150cm²以下の小さな容器包装では、5.5ポイント以上まで認められます。ここで言うポイントはJIS Z 8305(1962)の活字のポイント(1pt≒0.3514mm)で、IllustratorなどDTPソフトの1pt(1/72インチ≒0.3528mm)とはわずかに異なります。実務上の差はごく小さいものの、本ツールはどちらの規格でも計算できるようにしています。
面積の感覚をつかんでみましょう。8ptの全角文字は約2.8mm角。横幅55mmの枠なら1行に約19文字入ります。約290文字の一括表示なら18行前後、高さ約75mm、面積にして約41cm²——小さなパッケージでは、表示だけでラベルのかなりの部分を占めることが分かります。だからこそ、デザイン面と表示面の配分や、ラベルサイズ・形状そのものの検討が大切になります。文字を小さくする前に、枠の幅を変える・面を分ける・ラベルを大きくするなど、打てる手は意外とあります。
行送りも面積を左右する
同じ8ptでも、行送り120%と150%では必要高さが2割以上変わります。詰めれば面積は稼げますが、行間が狭すぎる表示は読みにくく、「読みやすく、理解しやすい」という表示の大原則から離れてしまいます。読みやすさと面積のバランスを、比較しながら探ってみてください。
背景との対照も決まりのうち
食品表示基準第8条は文字の大きさだけでなく、「表示に用いる文字及び枠の色は、背景の色と対照的な色とする」ことも求めています。透明フィルムに白抜き文字が読みにくい——といった問題は、印刷設計の段階で白引き(白ベタの下地)などで解決できます。
食品ラベル専門・ニコーのものづくり
株式会社ニコーは創業から57年、食品ラベルを専門に手がけてきたシール印刷会社です。8ptや5.5ptといった小さな文字は、印刷方式と検査体制で仕上がりが大きく変わる領域。凸版印刷(UV凸版輪転)を中心に年間9,000万枚以上のラベルを製造し、細かな表示文字もシャープに刷り上げます。「表示が入りきらない」「文字サイズとデザインの両立に悩んでいる」——そんなときは、ラベルサイズや素材の工夫も含めてお気軽にご相談ください。原稿の数値づくりには、姉妹ツールの換算工房(栄養成分表示 換算ツール)もどうぞ。
よくあるご質問
計算どおりに組めば、法令上の要件を満たせますか?
いいえ。本ツールは「全角=文字サイズと同じ幅」という単純化による概算で、法令上の要件や最低面積を保証するものではありません。実際の必要寸法はフォント・字幅・行間・レイアウトによって変わります。表示内容と方式の最終判断は、表示責任者にてお願いします。
ラベルのサイズを先に決めてしまって大丈夫ですか?
表示量を確かめてからのほうが安全です。サイズを決めて見積もりを取ったあとに表示が入らないと分かると、ラベルを大きくすることになります。寸法が変われば面付けも単価も変わるため、見積もりの取り直しになり、想定していた原価に収まらなくなることもあります。本ツールで必要な面積の見当をつけてからサイズを決めると、この往復を減らせます。
「表示可能面積がおおむね150cm²以下」とはどこの面積ですか?シールの面積ですか?
シールの面積ではありません。容器包装のうち、表示に使うことができるおおよその面積(表示可能面積)を指します。商品名などのデザイン部分も含めた、物理的に表示可能な面積です。この面積がおおむね150cm²以下の場合に、文字サイズを5.5ポイント以上とすることが認められています(食品表示基準第8条)。
ここを取り違えると事故につながります。シールが小さくても、貼る容器包装が大きければ緩和の対象外で、8ポイント以上が必要です。「シールが小さいから5.5ポイントでよい」という判断は誤りですのでご注意ください。判断に迷う場合は所管の窓口や表示の専門家にご確認ください。
5.5ポイントで組んでも問題ありませんか?
法令上の緩和に当てはまる場合でも、5.5ポイントを前提にすることはおすすめしていません。理由は2つあります。1つ目は、社内ルールで5.5ポイントを認めていない会社があることです。法令上は可能でも、お客様や取引先の社内基準で差し戻しになることがあります。2つ目は、文字が小さいほど印刷や読み取りの余裕が減ることです。ニコーとしては原則8ポイントをおすすめしており、やむを得ない場合を除いて5.5ポイントは使わない考え方でご提案しています。
縦書きや表組み(別記様式の枠)には対応していますか?
横書き・ベタ組みを想定した概算です。一括表示で使われる表組み(項目名の欄や罫線、セル内の余白)は含まれないため、様式どおりに組む場合は本ツールの結果より一回り大きなスペースが必要になります。
このツールは無料ですか?貼り付けた原稿はどうなりますか?
無料・登録不要で、回数制限もありません。計算はすべてお使いのブラウザ内で行われ、貼り付けた文章がサーバーへ送信されることはありません。
Why We Made This
「入らなかった」で、見積もりを取り直さないために
ラベルのサイズを先に決めて見積もりを取り、あとから「この表示量では枠に収まらない」となる。よくあることです。文字を小さくできる範囲には限りがあるので、結局ラベルを大きくすることになります。
そうなると、見積もりは取り直し。寸法が変われば面付けも変わり、単価も変わります。社内で通していた原価に収まらなくなって、企画からやり直し——気づくのが遅いほど、戻る幅は大きくなります。
先に分かっていれば避けられます。表示の文章を貼り付けて8ポイントを選べば、必要な行数・高さ・面積が出ます。この表示量ならこのくらいの面積が要る、と発注の前に見当がつきます。サイズを決めてから表示を押し込むのではなく、表示量からサイズを考えられます。
正直に言えば、私たちの側にも理由があります。「このサイズでお願いします」とご依頼をいただいても、表示量から見て明らかに入らないことが、実際にあります。そのたびにご相談し直すのは、お客様にとっても手間です。その往復を、最初の一回で減らせたら——というのが、このツールをつくった理由です。
Related Tools
食品表示づくりの無料ツール
食品表示の実務でつまずきやすいところを助ける無料ツールをそろえています。いずれも登録不要・回数制限なしで、入力内容はブラウザの中だけで処理されます。
栄養成分表示の換算(換算工房)
100gあたり⇔1包装あたりを一括計算。ナトリウムから食塩相当量への換算にも対応します。
アレルゲンチェック補助(確認工房)
原材料表示から、特定原材料9品目・準ずるもの20品目の表記を抽出します。規格書と照合する前のセルフチェックに。
新旧原稿の差分チェック(照合工房)
改版で変わった箇所だけを色分け表示。文字を詰めて組み直したときの変更漏れ確認にも使えます。
文章校正AI(校正工房 SmartText)
表記ゆれ・誤字脱字を自動チェック。ラベル原稿の日本語を整えるときに。
一括表示を載せるラベルそのものについては、食品一括表示ラベル(必須9項目+栄養成分)、食品添加物表示ラベル、原料原産地表示ラベルのページもあわせてご覧ください。
Disclaimer
ご利用にあたって(免責事項)
この表示工房は、株式会社ニコーが食品ラベルの原稿に日々向き合うなかで、「この文章、8ポイントで枠に入るだろうか」と何度も確かめてきたところを形にしたものです。同じところで手が止まる方にも使っていただければと、無料で、現状のまま公開しています。ご利用はお客様ご自身の判断と責任でお願いいたします。
- 試算結果は概算です。法令上の要件は保証していません
- 本ツールは「全角=文字サイズと同じ幅、半角=その1/2」という単純化にもとづく概算です。実際の必要寸法は、フォントの字幅(ツメ)・行間・禁則処理・表組みの罫線や余白によって変わります。試算どおりに組めば法令上の要件を満たす、というものではありません。
- 文字サイズの最終判断は、お客様側でお願いします
- 5.5ポイントが認められるのは、原則として容器包装の表示可能面積がおおむね150cm²以下の場合です(食品表示基準第8条)。これはシールの面積ではありません。シールが小さくても容器包装が大きければ緩和の対象外となります。また、法令上は可能でも社内ルールで5.5ポイントを認めていない会社があります。ニコーとしては原則8ポイントをおすすめしており、やむを得ない場合を除いて5.5ポイントは使わない考え方でご提案しています。表示内容と方式の最終判断は表示責任者にてお願いします。
- お客様が用意した原稿の権利について
- 貼り付ける文章の内容や、その著作権などの権利処理はお客様側でお願いいたします。
- 損害について
- 当社の故意または重大な過失による場合を除き、本ツールのご利用によって生じたいかなる損害についても、当社は責任を負いかねます。印刷物の刷り直し費用、機会損失などを含みます。
- 提供の継続について
- 本ツールの内容・仕様は、予告なく変更・中断・終了する場合があります。また、動作環境(ブラウザの種類・バージョン)によっては正しく動作しない場合があります。
データはお預かりしていません。貼り付けた文章はすべてお使いのブラウザの中だけで処理され、当社のサーバーには送信されません。そのため当社側にデータは残らず、内容を確認することもできません。
※ 本ページの内容・免責事項は、当社のプライバシーポリシーとあわせてご確認ください。
「表示が入りきらない」——文字を小さくする前に、ご相談ください
枠の幅を変える、面を分ける、ラベルサイズや形状を見直す。文字サイズを削る前に打てる手は意外とあります。創業57年・食品ラベル専門のニコーが、読みやすい表示と美しいデザインの両立をお手伝いします。
💡 お問い合わせの際、「スペースシミュレーターを使ってみました」とお伝えいただくとスムーズです。